幼児期の治療がカギを握る!真冬の喘息との付き合い方と治療法。

幼児期の治療がカギを握る!真冬の喘息との付き合い方と治療法。

うちの子どもたちは二人とも軽度の喘息持ち。

 

冬は感染症も流行るし、一度体調を崩すと漏れなく喘息発作も出るからこれが本当に厄介だ。子どもたちが元気でいられるように精一杯努力しているけれど・・・

 

私自身は喘息ではないから、小児アレルギー専門の小児科に通っていて喘息について色々と学んでいるので書いてみる。

 

あくまでもうちの子達のことなので、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

小児喘息について学んだこと

喘息持ちの子どもの真冬の外遊びはどう考えるべきか?

去年の真冬、体調が良くて天気も良かった日にパパが長男を公園に連れて行ってくれた。でも3回行って3回とも直後に風邪をひいてしまった長男。そのせいで冬の公園恐怖症になった私。

 

今年は冬を迎える前に、かかりつけの小児科の先生に寒い日の外遊びについて聞いてみた。

 

先生の意見は

『子どもが小さいうちは慎重になった方がいい』

 

だった。なぜか?

うちの子どもたちの治療目標は、小学生ぐらいになって体力がついてきた頃に喘息を克服すること。

先生によると、うちの子どもたちは軽度だから十分にその可能性があるらしい。ただしそのためには、4歳ぐらいまでの幼児期をどう過ごすかが、かなり重要な鍵を握っているとのこと。

 

冷たい空気を吸うと、それだけで喘息発作の引き金になる。いくら天気が良くて体調が良かったとしても。だから冬場の外遊びは慎重になるべき。

もし外遊びをするなら、室内でしっかりと準備体操をして、体を温めてからやることを徹底することが大切だと言われた。

 

私、納得。

どうりでうちの長男、外遊びの後漏れなく風邪を引いたわけだ。

ごめんよ長男。今年は気をつけるよ。

 

発作を起こさせないことが大切なわけ

喘息発作は、小さい頃に起こせば起こすほど、気管支にダメージが残ってしまって、それを大人になってからも引きずる可能性が高くなってしまう。

だから幼児期に薬を含むあらゆる手段を使って発作をできるだけ起こさせないようにすることが、将来的に喘息を克服するための最重要ポイントなんだって。

 

赤ちゃんの気管支の一番細いところはボールペンの先と同じぐらい細いらしい。

そこに発作が起こったら・・・苦しいのは当然だし、ダメージも残りやすいのがわかる気がする。

 

現在行っている治療

これはうちの子どもたちの状態を見て、先生が現在選んでくださっている薬について。容量は省略します。

 

・内服薬

シングレア細粒(毎日夕 1包)

ザジテン (長女のみ、毎日朝夕 1包)

 

シングレアは、最近では喘息治療薬としてかなり一般的な薬らしい。周りにいる喘息持ちのお友達もみーんな飲んでいる。うちの子どもたちにもよく効いていると思う。ちなみにキプレスも名前は違うけれど全く同じ薬。

長女は長男より幼いせいでアレルギー症状がよりひどいから、ザジテンという抗アレルギー薬も服用中。

 

・吸入薬

パルミコート (毎日就寝前)

 

これは吸入ステロイドのお薬。喘息を予防する効果がある。ステロイドは内服だと色々と副作用を気にしないといけないけれど、吸入だとほとんど副作用はないらしい。

 

インタール(適宜)

メプチン(適宜)

 

この2種類は子どもたちの体調に応じて使う吸入薬。インタールは抗アレルギー薬、メプチンは気管支拡張剤。

喘息のゼイゼイゴロゴロの気配を感じたらすぐに吸入をすることが、発作を起こさせないためにはとても大切なこと。だから常に手元にストックしてあって、ん??と思ったら必ず使うようにしている。

 

正直、吸入薬を使うようになってから、子どもたちの体調は格段に安定するようになった。

 

忘れてはいけないスキンケア

一見別物に感じるけど、皮膚に起こるアレルギー症状も喘息と密接な関係がある。食物アレルギーも、アトピーも、花粉症も、乳児湿疹も、鼻炎も、喘息とは全て従兄弟みたいなもの。

 

うちの子どもたちは、喘息が酷くなると決まって肌の色んなところが赤くなったり湿疹ができたりする。鼻炎の症状があるときも同じ。どこかが悪くなると、それに釣られて他のところも悪化してしまう。繋がっているということが顕著に症状に現れるから不思議だ。

 

だから、喘息発作を起こさせないためには、日頃からスキンケアをしっかりして、皮膚の状態を良く保つこともとても大切になってくる。

 

スキンケアの基本は保湿。特に小さい子供の肌は保湿力がないからクリームやローションでこまめに保湿してあげることが必要。冬の乾燥する時期は特に気をつけたい。

 

ちなみにうちの子どもたちは、湿疹ができたら弱いステロイド軟膏のロコイドをヒルドイドで半分に薄めた塗り薬を使って直している。これも小児科で処方して頂いているもの。

 

湿疹がないときはステロイドなしのヒルドイドで保湿。

 

塗り薬は面倒だけど、元気に大きくなってもらうためには欠かせない。

 

最後に・・・

 

ここに書いたことは先生に教わるまで全く知らなかった。乳児湿疹も大したことないと思っていたけれど、そうじゃないんだ。

 

お子さんが何らかのアレルギー症状でお悩みのママさんには、是非アレルギー専門の小児科を探すことをおすすめします。

アレルギー治療はこの数年でかなり変化があったそうで、最新の医療はどんどん進化している。専門の先生に相談すると、悩みが解決するかもしれないし、ママも納得して治療を受けられるかもしれない。