除去食は必要ない!?軽度な食物アレルギーの対応の仕方について学んだこと。

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長男現在2歳7ヶ月。

彼はアレルギー体質で、肌もものすごく敏感。柔軟剤と紫外線にアレルギーがあり、あせももできやすい。そして鼻炎に喘息。親が2人ともアレルギー持ちだから仕方ないとのこと。

 

長男、ごめんよ。

 

そして彼は乳アレルギーがある。幸いアトピーではないらしい。だから今はアレルギー専門の小児科にかかっているのだけれど、ここ数年で食物アレルギーに関する考え方がガラっと変わったらしいので先生に言われたことを書いてみる。これは医学的なことで、長男個人のケースに当てはまることなので、参考程度に読んでください!

 

彼の乳アレルギーが発覚したのは確か生後7ヶ月の頃。

たまたま乳製品が入ったベビーフードを昼ご飯に食べさせたとき(シチューかなんかだったような気がする。)、食べ始めて5分後ぐらいに口の周りが突然赤く腫れてきた。

 

私『ん?』

 

これはおかしい。でもかゆいかどうか聞いてもまだ答えられないし。とりあえずその時はすぐに食べさせるのをやめて、同じ日の夜、また同じ物を食べさせてみた。すると5分後、また同じように口の周りが真っ赤に・・・。

 

これ、もしかしてアレルギー?

 

次の日、小児科に行ったら、アレルギーの可能性大だと言われた。ただ、まだ月齢が低すぎて検査しても正確な数値は出ないと。だからとりあえず乳製品はあげないようにして、様子を見ましょうとのことだった。

 

その少しあとに引っ越しをして、小児科を変わらないといけなかったから、アレルギーの専門医を探して今のかかりつけの小児科へ通い始めた。そこで乳アレルギーについて改めて相談してみると、今は血液検査はしない方向だよーと言われた。血液検査をしてアレルギー反応があっても、大事なことはそのアレルギーが表に出るかどうかなんだそう。そのぐらい数値ってあてにならないと言われた。(アナフィラキシーのような重症を除く)

 

長男はアレルギーがあることは確かだけれど、口の周りが赤く腫れる程度でそんなに重症ではない。

 

先生に教えていただいた食物アレルギーへの考え方と対応は以下の通り。

 

・ある特定の食べ物を食べて湿疹が出るなら、アレルギーを疑いその食べ物の除去を行う。

→うちの長男の場合は乳製品。牛乳はもちろんのこと、チーズ、アイスクリーム、ヨーグルト、生クリーム、カスタードクリームも全部ダメ。

 

・ただし、アレルギー反応が出ない場合は、積極的に食べさせる方が後々重症化せず、アレルギーを克服しやすいということが最近わかってきた。

→これはここ数年で大きく変わった治療方法らしい。長男の場合、乳製品の入ったクッキーを食べても、乳製品が含まれる市販のカレールーを使ったカレーを食べても湿疹が出なかった。つまり、牛乳やチーズ等の直接的な乳製品でなければ反応が出ない。反応が出ない食べ物は、たとえアレルゲンである乳製品が含まれていても敢えて積極的に食べた方が、免疫がついてアレルギーを克服できる確率が上がるらしい。昔は完全除去だったのに!

 

・半年に一度ぐらいのペースで、以前は反応のあった物を試しに少量食べてみる。反応が出たらまた半年除去、出た湿疹は薬を塗って治す。

→牛乳は怖いから、チーズやヨーグルトで試してみた。1歳、1歳半、2歳、2歳半と試してきて、明らかに反応が薄くなってきている。2歳半のときはヨーグルトを4口食べても大丈夫だったし、チーズの乗っかったチルドのピザを2切れ食べても大丈夫だった。でもこないだ豆乳と牛乳を混ぜて作ってあるアイスクリームを半分食べたら少し湿疹が出た。

 

・アレルギー治療のキーポイントはスキンケアである!特に冬場は保湿を忘れずに!

→これも最近わかったことで、ひどいアレルギーのある人は、アレルゲンに触れただけで皮膚を通してアレルギー反応を起こすらしい。花粉症も、花粉を吸い込むだけでなく、花粉を含んだ風にあたるだけで鼻水が出てきたりするんだって。そして、理由は何であれ皮膚にブツブツが出来てかゆい状態になっていると、鼻炎や結膜炎、喘息も連動して起こりやすくなる。当然食物に対する反応も敏感になってゆく。だから、体全体のスキンケアをきちんとして、皮膚を健康な状態に保っておくことがアレルギーを克服するためにとても重要だと言われた。確かに、ちょいちょいよくわからない湿疹が出来るけど、それをこまめに治すことが大切なんだと知った。

 

先生曰く、うちの長男の場合、アレルギーが出るということは、その食べ物を食べるとその人の腸がギューッとつねられているような感じらしい。でも、同じ乳製品を含んでいてもアレルギーの出ないクッキーの場合は、腸をつつかれているような感じとのこと。少しずつ、つつかれる刺激を与えることで乳製品に慣れていくことができるから、つねられるような強い刺激を感じなくなるらしい。だから反応の出ない物を積極的に食べた方が良いし、血液検査をしても、どのレベルで反応が出るかは食べてみないとわからないから意味がないとのこと。

 

長男、この調子だとあと少しで乳アレルギーを克服できるかな?来年の夏にはアイスが食べられるといいな。