幼児期の“どもり”はストレスが原因?治し方は?吃音について学んだこと。

NO IMAGE

長男2歳8ヶ月。

現在メキメキと言葉が上達中。

まだまだ他の人にはわかってもらえないことも多いけど、おしゃべり大好きで起きているときは常にしゃべってるし、誰にでも積極的に話しかける。

 

そんな彼が、1ヶ月ぐらい前から急にどもり始めた。

 

『いいいいいいいつも』

 

とか

 

『とととととと取れない』

 

みたいな感じで。とにかく最初の音からスムーズに次の音が言えない。典型的などもりとか吃音(きつおん)とか呼ばれる症状だ。

この症状、2歳〜3歳の言葉の発達段階にある子どもにはよくあることだと聞いたことがあったけど、念のため専門の方に相談してみたので、学んだことを書いてみようと思う。

 

【幼児期の吃音の原因】

生まれたばかりの赤ちゃんは当然ながら言葉を理解することはできない。それが、毎日毎日家族やテレビや歌や出かけた先で会う人たちから沢山の言葉を聞きまくる言語刺激によって、少しずつ言葉を理解していく。話せるようになる前に理解できるようになる。

 

この、話せないけど理解できる言葉を内言語というらしい。

 

内言語がかなり増えてきたらすこーしずつ話すことができるようになってくる。この話すことができる言葉を表出言語と呼ぶんだって。

 

吃音の原因は内言語と表出言語の差。つまり、言いたいこと、伝えたいことが溢れるぐらい頭の中にあるのに、どの言葉が一番適切なのかを選ぶときに時間がかかってしまうことが原因でどもってしまうんだとか。なるほど!

 

確かに、うちの長男を見ていて納得できる。伝えたい気持ちはものすごーく強く感じるから。

 

そしてこの時期の子どもの吃音は生理的吃音であって、成長の過程として自然なこと。過度なストレスや愛情不足が原因ではないと言われた。一安心だ。

 

微妙なニュアンスがあったり、一つの物事に対して色々な表現方法があったり、言葉って奥が深いもんな。

 

【幼児期の吃音の対処法】

子どもの吃音が自然なことであるとわかったのはいいけれど、どもらずにちゃんと話せるようになるのか?これがママの一番気になるところ。大人でもどもっている人たまにいるし。できればスムーズに話せるようになってほしい。そのためには、子どもに関わる親を始めとする周りの大人たちが、いくつか気をつけないといけないことがある。

 

①どもりを一切指摘しない。

この時期の子どもは自分自身がどもっているかどうか気付いていないことが多いとか。指摘すると、“自分は下手なんだ”という苦手意識を子どもに与えてしまう。苦手意識を植え付けられると上手くいかなくなるのは大人も同じ。とにかく何もないかのように自然に流すことが一番大事!

 

②ゆっくり話したら?とか、落ち着いて。とかは禁句。

これも①と同じような理由。とにかく子どもが話し終わるまで、しっかり聞いてあげること。どうしても上手く言えそうになければ、子どもが言いたいであろう言葉を代わりに言ってあげるといい。

 

③できれば子どもに関わる周りの人すべてに、吃音を指摘したり真似したりしないようお願いしておく。

これ、悪意ではなく、たどたどしくて可愛いねーみたいな感じで真似されたことが何度かあるから。真似されると意識し始めるからダメなんだ。そしてそういうことって子どもはすぐにわかるもの。久しぶりに会う友達とかにはあらかじめラインやメールで伝えておくとかした方がいい気がする。来年入園だから、幼稚園の先生にもお願いしなきゃな。

 

 

とにかくとにかく忍耐がいります、周りの大人は。たった数秒から数十秒のことなのに、自分ができることなら子どもでもできるだろーと何故か思ってしまうんだなー。あんたもできなかったんだよー。(←自分への戒め)

 

上記の注意事項をきちっと守っておけば、言葉の上達に伴って自然に治ることが殆ど。逆にこれ以外の治療法はないんだとか。大人になってもどもりを引きずらないためには、今の時期にどう接するかが鍵を握っているということ。責任重大だ。

 

子育てって何においても忍耐が必要なんだと痛感する毎日。
もっと余裕を持って過ごしたいとよく思うけど、みんなそんなもんかなー。

とにかく子どもの吃音は、いつか治るだろうと気長に待つのが一番いいみたい!

吃音のお子さんを持つパパさんママさん、過度に心配しなくていいみたいです!

参考になったら嬉しいです。